road

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     みなさん、本当にご無沙汰です。ごめんね、更新できなくて。4月からはじまった椿屋四重奏のツアー、全34本ももう後半です。いやいや日本中を走り抜くよね。バンドのツアーをロードっていうけど、こういうツアーこそまさにROAD。移動がすごく長い日もあるけど、アメリカに比べれば日本なんてせまいか。だって一日あれば何処だって行けるよね。なんて強気にもなれるくらいツアーはミュージシャンを鍛えてくれる。それにライブを見に来たみんなのいい顔をみて、とびっきりの美味しいものを食べて、飲み明かし、いろんな街の景色や路地や鮮やかな自然を突き抜けてツアー車はすすむ。そんな景色を楽しむために、僕はたまにメンバー車ではなく、機材車のバスに乗ったりするんだよ。一番前の席がお気に入り。やっぱりバス好きなのかなぁ?そのうちグレイハウンドバスでアメリカをバッグパック一個で走ってみたい。ケルアックみたいにさ。放浪のJAZZ詩人、僕の心のなかのアイドル。彼がみた郷愁や反骨精神、自由を唱い上げ、何かを生み出すことによって自分を捜していた頃のアメリカはもうないかもしれないけど、若い馬鹿げた青春の残像なんていわせない。今は日本も世界もとにかく夢がないじゃん。僕にもどうしたらいいかなんてわからないよ。でももっと自分はシンプルになりたいとだけ思う。もしくはそう自分に言いきかせたいのかもね。情報が多過ぎるよね。とにかく。だから僕はテレビを消して昔の作家の本を読む。情報の渦の中で思考力を奪われる前に小さく抵抗。とかいいながらネットサーフィンしちゃったりもするんだよね。まぁボチボチね。
     でもさぁ、ツアーに長いことでてると、不思議と曲ができてくるんだよ。これは僕の旅に行く理由と全く同じだね。出かけると自分の家や普段の生活が恋しくなるんだよ。だから曲を書く。エリック・カズもそう言ってたっけ。『長いロードから帰ってきて、真っ先にすることは体を休めることではなくて、自分のピアノに向かって曲を書くことだ』って。いろんな思いがこみあげてくるんだってさ。まったく同感です。みんなにもそう遠くなく次のアルバムを届けられるってことかな?どうでしょうか?とにかく応援してくれるみんないつもありがとう。さぁ、ツアー後半戦もがんばります。椿屋ってさ、いいバンドだよね。彼らをみてるとこういうのがバンドなんだって思う。僕はずっと一人でやってきたミュージシャンだからちょっとバンドというものに憧れがある。もちろんそれをまとめる求心力は大変なエネルギーがいると思うけど。がんばれ中田裕二、でもついでに僕の写真さらに撮ってね。

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