夏の終わりに
夏が去る日、今年も夏はサヨナラを言いにきてくれた。毎年そうだよ。必ず僕のところに告げにくる。『じゃあ、そろそろ行くよ。』って。それで僕も毎年ちょっとうつむいて『わかった。またね。』って。お互い一言づつ。ちょっとだけセンチメンタルで、でも寂しいというわけではなく、振り向かないで行く奴を見送るだけ。僕は夏が大好きだからしばらく立ち止まってこの夏の想い出をひととおりたどった。それがすんだらまた歩きはじめる。夏とは反対の方向にね。そして夏の終わり、虫が合唱しはじめた夜に曲をつくった。『雨音ラプソディ』雨の日を歌うけど、決してじめじめした雨の日じゃないんだ。雨なのに、夜に窓を空けて眠りたいような夜、それとも、いつのまにかソファーで眠ってしまって、気づいたらシトシトと雨がふっていたような夜。見ていた夢は懐かしいような、子供の頃のような、好きな人と一緒に笑っていたような。でも思い出せないんだよ、見ていた夢がね。そんな曲なんだ。これから歌っていこうと思う。そしたらいつか思い出せるかも、でも思い出せないからいいって心のどこかで知っている。そんな夜、僕なりの『SUCH A NIGHT』だね。夏のサヨナラの写真ここに載せとくね。僕の毎日の散歩中の出来事。今年もいい夏だったな。また来年。SEE YOU
- 2007.09.21 Friday
- いやいやどうも日記
- 22:17
- comments(4)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by YANCY