ながーい、ながーい一日。この日は朝から高木クラビアにてKOTEZ&YANCYのレコーディングの打ち合わせ。高木クラビアにはスタインウェイのフルコンが3台もあるからどれを使うかで迷う。ハンブルクスタインウェイが一台とニューヨークスタインウェイが2台。ハンブルクの方は重みのあるヨーロッパ的な音、かたやニューヨークの方はからっとっしたジャズっぽい音。JAZZやPOPS、ROCKなどで使うんだったらほとんどの人がニューヨークを選ぶと思うんだけど、僕はハンブルクを選んだんだ。なぜかっていうと僕にとって頭の中にあるピアノの音はこちらの方がイメージに近いから。ちなみにリクオさんやミッキーは高木クラビアで弾くときはニューヨークだって。お昼から急いで三宿に移動。JOEさんのカフェ、CHERIRにて僕の大好きな洋服デザイナー、ジョージとランチを食べながら彼の新作をみせてもらう。ジョージとは初めてあった瞬間から気が合うんだ。なんでだろう?ジョージは僕の音楽へ向かう姿勢を応援してくれるし、僕は彼がインディペンデントに洋服をつくり続ける姿勢に共感した。彼のブランド、nananasはオーガニックコットンを使ったり、デッドスットックな生地を使ったり、ジョージがいいと思うことをやりつづけている。彼がインディペンデントな立場でやっているのはきっと
自分がいいと思えるものをつくりたいからだろう。だからこの日も彼の目は澄んでいた。そして僕の目をみて彼はしゃべる。間違いないと思うよ。この人。彼の作品は三宿のsherirで一ヶ月間展示してあるのでみんなもチェックしてみてね。僕も買っちゃた。さぁそのまま代官山に車を飛ばす。代官山に新しいライブハウス、『晴れたら空に豆まいて』がオープンしてそこで映像集団MOMENT主催のライブがあり、出演してきました。たくさんの出演者がみんないい音楽、いい人生を表現していたよ。4時間半にわたる長丁場、でも音楽ってすごいなって思った。このライブハウスは青山の月見るの姉妹店だから、スタッフも月見るから移動してきている。それもあって初めてなのにものすごくリラックス、スタッフのてっちゃんは僕のEASTERN&WESTERNをカバーして歌ってるっていってくれた。素直にうれしいなぁ。これからはここも僕らのホームグラウンドになりそうな予感がしたよ。きづけばながーいながーい一日だった。さぁもどってMIX作業にはいろう。